債務整理

借金の返済に困った場合

当初こそ返済計画通りに借金の返済を履行していたものの、何らかの都合で返済が不履行になるケースもあります。それは会社のリストラであったり、病気で働けなくなったりと、自分にとれば予想外の出来事に遭遇することも少なくありません。

そういった場合、多くの人は返済を不履行にするわけにはいかないので、親兄弟、あるいは知人から借金をして返済に充てます。

また、他の金融業者から新規借入をして返済に充当する人もいるでしょう。

ただ、そういった返済方法では、来月再来月と返済の繰り越しが増えてしまって、いずれは親兄弟や知人も借金に応じてくれなくなります。そうなってくると、金融業者の返済が困ってしまいます。

民事再生による解決法

借金返済が履行できなくなった場合、法に頼るより手立てはありません。もっとも、借金関係の法律は、いずれも債務者に有利なものとなっていますので、安心して利用されるとよいでしょ。

民事再生とは、裁判所を通して金融業者側と返済計画について交渉をすることです。交渉によって、借金の額は五分の一まで減額されます。

ただ、この制度は自己破産とは違って、減額された債務を支払いっていくことになりますので、毎月決まった収入がある人に限定されます。

また、民事再生の最大のメリットは借金の額が五分の一に減額されることも大きいですが、それ以上に保有している不動産を処分せずに済むということです。これが自己破産とは大きく相違する点です。

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民事再生の注意点

前述したように、民事再生では借金がチャラになるのではなく、減額された債務を支払っていく義務があります。

その上で、その支払いを不履行にしてしまうと、金融業者側から法的処置がとられて、再生計画が取り消されることもあります。

そうなってしまえば、減額された借金が元の額に戻ってしまい、元も子もなくなってしまいます。返済期間は3年となっていますが、諸事情が認められれば5年まで延長は可能です。

また、デメリットとしては、民事再生をすると信用情報機関の事故情報(ブラックリスト)に登録されてしまいます。それと、官報などにも掲載されます。